土佐の投入堂 高知県越知町のパワースポット「聖神社」
「え、断崖絶壁に神社を・・・！？」
「出来らぁっ！！！！！！」
という気合の入った場所が高知県越知町にあります。
断崖絶壁の建築といえば鳥取県にある国宝の「投入堂」が有名ですが、そんな絶壁建築の神社が高知県にもあるんです。
※投入堂は下の動画のような場所です。
そんなに有名な場所ではないようなのですが、インターネットでたまたま見つけたこの聖神社の画像に衝撃を受けて、
「これは是非見たい！！」と思い立って行ってみることに。
調べてみると、現地までなかなかの山道を進むということだったので、用心しながら車を運転していたのですが・・・
突然の通行止めで50km迂回させられたり、一車線の狭い山道で脱輪して死にかけたこともある死酷こと四国の山道に何度も泣かされてきた私からすれば、
「まあまあ、スタンダード・・・」どころか、
ドラゴンボールでベジータから連続エネルギー弾をくらった後の敵のように、
「ほーん、こんなもん・・・」といった状態でした。
一車線ですが、そんなに道幅も狭くなく、しっかり舗装されているのでひどい山道というものではないです。
そして、聖神社の駐車場に到着。
駐車場は5台程度駐車できるかと思います。
駐車場から少し歩くと森とほぼ同化したカエルの像が「無事かえる」と言わんばかりに建っているのですが、この奥の道から聖神社を見ることが出来る対岸の眺望スポットへ行くことが出来ます。※ちなみにもう一つルートがあって、そちらからは聖神社本体へ直接行けるようです。
「ヨシ、行くぞう！！」
といったぐあいに気合を入れて歩を踏み出したのですが、「ここからが本当の地獄だ・・・」でした。
ここから眺望場所までは20分ほど歩くのですが、その道がなんとも過酷・・・
この下の画像の黄色いロープが張ってある所が道です。
傾斜も急で足元も悪いので履きなれたグリップの良い靴でないと滑るし、足首グネるので注意してください。
雨のぬかるんだ日は絶対に行かない方が良いです！！
ヒイヒイ言いながら、なんとか対岸の眺望スポットまで200mのところまで辿り着いたのですが、この先は道幅がなんとか人一人通れる程度の細さで、足を踏み外すと横の斜面を転げ落ちそうになるような険しい道でした。
そんなこんなでなんとか、たどり着いた眺望スポットがこちら。
まあ、ロープを張ってあるだけの場所なのですが、ここから対岸を眺めてみると・・・
「あった！！！」
プレデターの光学迷彩のように崖の色と同化していますが、キャッチャーミットにすっぽりおさまった白球のように山の中腹にストライクど真ん中のコースで神社が鎮座していました。
ちなみに拡大するとこんな感じ。
「なんでこんな所に作ったんや・・・」という衝撃とともに「作った人、頭おかしい！！（我々の業界では最上級の誉め言葉）」と感銘を受けました。
昔、「水曜どうでしょう」という番組で俳優の大泉洋さんが受験生の合格祈願を祈って、四国八十八ヶ所をお遍路として周るという企画をやっていましたが、途中でめんどくさくなってお寺まで行かずに、お寺のある山の方に向かって「受験生をお願いしま～す！！」と叫んで帰っていましたが、私も神社までは行かずに対岸から二例に拍手一礼の後、お祈りして帰ることにしました。
本当はこの眺望スポットから聖神社本体まで行くことが出来るのですが、すでに引退時の千代の富士よりも体力の限界だったのでそのまま帰ることにしました。
みんなの頼れるアニキとして最後まで見届けたかったのですが、寄る年波には勝てないのとすでにここまでで結構満足してしまったので昔のゲームの攻略本的なことを言うと、
「この先は君の目で確かめてくれ！！」
ということでなかなかハードな道のりでしたが、絶壁に建つ神社という素晴らしい光景が見れるパワースポットで行く価値は十分にあると思います。
アクセス
聖神社
〒781-1336 高知県高岡郡越知町南ノ川
・入場料 無料
・駐車場 無料（5台ほど）
周辺の立ち寄りスポット
・ひそやかに流れる仁淀ブルーの絶景 高知県越知町「堂林の滝」
・秋桜とキャンプ 高知県越知町「宮の前公園のコスモスまつり」
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