愛媛県西条市「王至森寺（おしもりじ）のキンモクセイ」
秋の到来を告げる芳醇な香りを放つ花「キンモクセイ」。
なんと日本最大級のキンモクセイの樹が愛媛県西条市にあるということで見に行ってきました。
それが、この西条市飯岡にあるお寺「王至森寺」。
最初、読み方が全然分からなかったのですが「おしもりじ」と読みます。
王至森寺の駐車場に着くと、車の窓を閉めているのにほわ～んと香るキンモクセイの香りが漂ってきました。
その芳醇な香りは半径2kmにも及ぶとも呼ばれており、環境省認定の「かおり風景百選」にも選ばれています。
こちらのキンモクセイの樹ですが、根回り約４ｍ、高さ約１６ｍといわれており昭和二年当時、日本最大級のキンモクセイの巨木として天然記念物に指定されました。
そんな巨大なキンモクセイの樹がこちら。
私が訪れた際はちょうど見頃（嗅ぎ頃？）だったようで、キンモクセイの樹全体が黄金の花を咲かせており、辺り一帯に甘い香りを放っていました。
本当に良い香りで、何度も深呼吸してしまいました。
「なんだか、学生時代に好きな女の子と一緒に帰り道を歩いていると突然キンモクセイの香りが漂ってきた、あの秋の日のことを思いだすなぁ。」
と懐かしく思っていると、よくよく考えてみるとそんな充実した思い出はありませんでした。。。
そんな思い出はどんなに捻り出そうとしても出てこないものの、キンモクセイの香りを嗅ぐと素敵な匂いなのに、毎回トイレの芳香剤の匂いを思い出してしまいますね・・・
しかし・・・
1970年～1990年ごろまではトイレの芳香剤にキンモクセイの香りが良く使われており、トイレの匂いといえばキンモクセイだったのですが、現代ではトイレの芳香剤にキンモクセイの香りはほとんど使われていないそうです。
キンモクセイの匂いを嗅いで、
「トイレの匂いがするね。」
と言うと、年齢がばれる可能性があるのでご注意ください・・・
王至森寺のキンモクセイは9月下旬から10月上旬ごろとなっております。
日本一に選ばれただけあって、その芳醇な香りはすさまじいです。
秋の日に懐かしい気持ちになれる場所なので是非行ってみてください。
アクセス
王至森寺
〒793-0010 愛媛県西条市飯岡３０２１
駐車場 無料
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