樹齢1200年の大楠と天空の花畑 香川県三豊市の神の島「志々島」

木の名所

瀬戸内海に浮かぶ神の島「志々島」

「すごい良かった!!」

個人的に超オススメで是非訪れてほしいのが、香川県三豊市の瀬戸内海沖に浮かぶ離島「志々島」。

志々島は人口20人、三豊市にある港から約20分で訪れることが出来る車もコンビニも自動販売機もない小さな島。

「何もなくね・・・?」

と思われたかもしれませんが、この島には都会暮らしで忘れ去られたものがたくさんありました。

そして、何より神がいました。。。

フェリーで志々島へ(アクセス)

志々島へは三豊市にある宮ノ下港からフェリーで約20分で到着します。

車でアクセスする場合、宮ノ下港のすぐ隣にある「三豊市文化会館・マリンウェーブ」の駐車場に車を停めることが出来ます。

 

しかし、到着してみると、チケット売り場がなく、

「チケットどこで買うの?もうすぐフェリー来ちゃうよ・・・」

と不安になってソワソワしていたのですが、

ちゃんとフェリーの中に券売機がありますので、船内でチケットを買ってそのままフェリーの係の方にチケットを渡してください。

ちなみにフェリーにはちゃんとトイレもあるので急な尿意にも安心。

むしろ、フェリーの時間は20分だけなので我慢するという手もありますが・・・

というわけで20分ほどの瀬戸内海クルーズを満喫し、志々島へ到着。

ちなみに志々島へのアクセスは宮ノ下港からだけでなく、須田港から粟島経由で行くことも出来ます。

アクセスの詳細は下記ホームページをご参照ください。

ご指定のページは見つかりませんでした|三豊市
検索でお探しのページが見つからない場合は、恐れ入りますが、以下のリンクからお探しください。 三豊市トップページ各課からのご案内サイトマップ

宮ノ下港
〒769-1101 香川県三豊市詫間町詫間1338−170

志々島へ到着(トイレもあるよ)

志々島へ到着すると、ちょっと色あせた案内看板が出迎えてくれます。

この看板に訪れるべきスポットは全て示されていますので、

「要チェックやぁ!!」と言った具合に皆さんスマホで写真を撮られていました。

 

そして港から少し歩いていくと、

「へぇ、志々島の人って小っちゃいんですね・・・」

と勘違いしそうな小さな家が立ち並んでいました。

しかし、こちらは家ではなく、なんでも両墓制というお墓の風習があった頃のお墓だそうです。

 

さらに、もうちょっと歩いていくと、「志々島老人憩いの家」という場所がトイレとして開放されていました。(土日のみ)

 

実際に使用させていただきましたが、清潔なトイレでした。

この他にも港の近くには公衆トイレがありました。

ちなみに、志々島のメインスポットはちょっとした山の中になるのですがその辺りにトイレはないので、山の中でビッグウェーブに襲われた時はなんかいろいろと諦めてください・・・

さらに、この辺りには志々島の繁華街(人口20人・・・)が続くのですが、先に他のスポットに行ってみることにしました。

超気持ちいい天空の花畑

まず行ってみることにしたのが、志々島観光のメインスポットの一つ。

「天空の花畑」

ドラゴンクエストのサブタイトルのような名前の花畑にゲーム脳の私が胸が高鳴ったのですが、実際に行ってみるとまあまあの坂道で虚弱体質の私は違う意味で胸が高鳴りました。

天空の花畑へは「孝子さんの花畑」という道しるべがいくつも作られているので迷うことなく行けると思います。

ちなみに天空の花畑への道はこんな感じでちょっと険しいので注意。

そんな感じでヒィヒィ言いながら登っていくと・・・

なんとも美しい花畑がありました。

「孝子さんありがとう・・・」

と呟かずにはおれんかったですばい。

綺麗な花、そして紺碧の瀬戸内海の景色。

「気持ちいぃ!!超気持ちいぃいいいい!!」

という北島康介さん状態でした。

花畑にはベンチや展望台なども設置されていて、そこから見える景色も絶景でした。

なかでも格別に美しかったのが、真っ白なマーガレット越しに志々島の港を見下ろしたこの景色。

「はあ、こんな近くに天国があったのかぁ。」

と大満足でした。

天空の花畑の花の見頃
ナデシコ(4月下旬~6月下旬)芝桜(3月下旬~4月下旬)キンセンカ(4月上旬~5月上旬)あじさい(5月下旬~6月中旬)

もう十分にお腹いっぱいだったのですが、次の場所へ行ってみることに・・・

神の樹 樹齢1200年の大楠

天空の花畑の最後に何やら怪しい表示が・・・

「大楠への道 道の整備はしていません。けもの道ですので足元に充分注意して自己責任で通行願います。 イノシシ注意」

と書かれていたのですが・・・

ダチョウ倶楽部を見ていると「押すなよ。」は押せってことだし、「行くなよ。」は行けってことだと解釈し、「ほ~ん。」と思って行ってみることに。

すると・・・

ほんまもんの獣道でした。

ただ、わりと人が通っているみたいでちゃんと道が出来ていてそんなに歩きづらいということはなかったです。

そして、しばらく歩いていると分かれ道が・・・

「ムムム・・・」

と悩んだものの先に楠の倉展望台という場所へ行ってみることに。

それがこちら。

「小屋じゃん・・・」と思ったものの、ちょっと中に入ってみると、

瀬戸内海が額縁に切り取られたようで美しかったです。

 

というわけで気を取り直して、大楠の方へ戻ったのですが・・・

大楠への道はなかなかの急な下り坂でした。

それでも一歩一歩足を踏みしめていくと、

「神はいた・・・」

「Q:神は信じますか? A:インターネットで見た。」という生易しいものではなく、もっと神々しいものの片鱗を味わいました。

これが志々島のイチオシの「志々島の大楠」。樹齢はなんと約1200年と言われており、県指定の天然記念物にもなっている特大の樹です。

そして、通常の樹木と違い、その枝を広げた姿がなんとも神々しい。

大楠の周りは遊歩道が作られており、360度から大楠を眺めることが出来ますので贅沢な大楠の姿を存分に楽しんでください。

普段神社にお参りに行っても10円しか入れない私も、すごすぎて100円入れてお祈りしてきました。。。

帰りの船を待つ間(休憩所くすくすとヤギ)

天空の花畑、大楠とその他ちょっとうろうろしてゆっくり行ってもだいたい二時間もかからなかったのですが、三豊市へ戻る船の出航まであと一時間以上残っていました。

「どうしたらええんや・・・」

と愕然としたものの、一度志々島の繁華街のメインストリートに戻ってみることに。

非常に趣のある商店があったので覗いてみると・・・

お菓子や冷たい飲み物が売られていました。

そして、なかなかのセキュリティーです。。。

 

そしてさらに歩いていくと、

なんかヤギが放たれていました。。。

可愛い・・・

 

まだまだ時間があったので、島の休憩所に行ってみることに・・・

この休憩所ではアイスクリームや飲み物、そして金土日限定ですがランチを提供されています。

「観光地価格でぼったくられるのでは?」とビクビクしていたのですが、逆に本土で食べるよりも格安で良心的なお店でした。

そして、なにより店主の方が非常にお上品で親切な方で是非志々島での休憩の際に行って欲しい場所でした。

最後に

というわけで、志々島を大満喫して11時半のフェリーで三豊市に戻ったのですが、後ろ髪引かれるというか本当に良い場所でした。

まず、天空の花畑・樹齢1200年の大楠など観光地としても素晴らしいというだけではなく、島のゆったりと流れる空気に癒されること間違いなしです。

そして、その島だけでなく島に暮らす人々も素晴らしくちょっと移住する気持ちが分からんではなかったです。

四国本土からたった20分で行ける神の島なので是非機会があれば行ってみてください。

ちなみに食事が気になる方は宮ノ下港の近くに安くて美味しいうどん屋さんがあります。
もし、このうどん屋さんが志々島の方にあれば、本気で移住を検討するところでした。。。

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