うだつが上がる町並み 徳島県美馬市「うだつの町並み」
「うだつが上がらない。」
という言葉の語源をご存知だろうか?
この言葉自体、「地位・生活などがよくならない。 ぱっとしない。」といった鬼嫁が安月給の夫をディスる時に使うような非常にネガティブなワードなのだが、うだつは「卯建」「宇立」という漢字で、もともとは、隣家との延焼防止のために建てられた防火壁のことで江戸時代中期頃になると、装飾的な意味合いが置かれるようになりました。
この「うだつ」ですが、高く上げることを繁栄のしるしとされたのですが、高くするためには「世の中銭ですわ。」と言った具合で費用もかさむため、低いうだつは「うだつが上がらない = 金がない、パッとしない」といったディスり具合でこの言葉が使われるようになったそうです。
しかし、「こんな不景気な世の中でうだつが上がることなんてないよ。。。」
と、嘆いていた私に徳島県に「うだつ」とバイブスAGE☆AGE★な町があるということで行ってみることにしました。
それが、この美馬市にある「うだつの町並み」。
町中のスピーカーから腹まで響いてくるような「DONGYEEEE♪DONGYEEEE♪」というクラブのようなタテノリサウンドが流れて人々が「ええじないか!ええじゃないか!」と踊り狂うような町かと思ったら・・・
閑静な町並みでした・・・
そして私が訪れたのは年の瀬の2021年12月30日の午前10時ごろなのですが、ほとんどだ~れもいませんでした。。。
一応、町並みの中にカフェや雑貨屋などもあり、10時ごろから開いているといえば開いているらしいのですが、お客さん少なすぎてアイドリング中なのか、開いている気配はなかったのでこの日はひたすら町並みを散策することにしました。
うだつの町並みは、脇城の城下町で、藍の集散地として発展したものです。明治時代頃のものを中心として江戸中期~昭和初期の85棟の伝統的建造物が建ち並んでおり、趣のある古き良き風景がそのまま残されています。
メインの通りは500m弱なのでわりと余裕で行き来できると思います。
伝統的建築や時代を感じさせる風景がたくさん残っており、ガチの写真撮影を狙いたい、またはちょっとしたタイムスリップ気分を味わいたいなら人の少ない朝の時間がオススメです。
ちなみにうだつの町並みにある美馬市観光交流センターでは藍染めの体験(有料)も出来るそうです。
美しい町並みとともにお茶したり、藍染め体験したり、タイムスリップ気分を味わいながら落ち着いた風情ある町並みを散策できる場所です。
また、夕暮れ時にはあんどん風の外灯でライトアップされ、また違った風情を見せてくれる美しい町です。
ミラーボールやブラックライトはありませんがうだつとバイブスぶち上げてきてください。
アクセス
うだつの町並み
〒779-3610 徳島県美馬市脇町大字脇町2
・入場 無料
・駐車場 無料(脇町観光駐車場と道の駅 藍ランドうだつの駐車場)
コメント