駅前にある素敵な巨木「財田駅前のタブノキ」
香川県三豊市にちょっと良い感じの駅があります。
それがこの財田駅。
駅舎の前に巨大なタブノキがあり、なんとも絵になります。
このタブノキですが、幹周5.5m、樹高13mもあり、その樹齢は700年とも800年とも言われており、遠い昔から人々の生活を見守ってきた樹で県の天然記念物に指定されています。
そして、駅ということでこの樹の下で待ち合わせしたり、雨宿りしたり、これまでいろいろな人々の出会いと別れを見てきたんだろうなぁと完全に妄想してしまいます。
私も過去に転勤する時に恋人が駅まで見送りに来てくれて「ずっと待ってるから。」と言われたものの、遠距離恋愛になった直後に振られるという悲しい過去を思い出しました。。。
そう、駅にはいろんなストーリーがあります・・・
樹齢は長いにもかかわらず、まだまだ枝葉も生き生きしています。ただ、大きくなりすぎて自重では支えきれないようで、所々補強がされています。
ちなみにこのタブノキですが、こんなストーリーもあります。。。
1923年に鉄道建設に伴う駅舎建築の際にこのタブノキが切り倒されることになったそうです。
このタブノキは霊が宿っていると信じられており、「タブノキを切ると祟りが起こる。」と村人たちは大変恐れたそうですが、鉄道建設は国の事業なのでそのまま成り行きを見守ったそうです。
そして・・・
工事関係には不慮の事故が相次いだそうです。
村人たちは「これは祟りに違いない」と騒ぎ始め、結局タブノキには手が付けられず現在も残ったと言われています。
祟りあるある的な話ですが、何はともあれ名木が残されて良かったと思います。
いろんなストーリーを妄想できる樹なので、財田駅にお越しの際には是非立ち寄ってみてください。
アクセス
財田駅前のタブノキ
〒769-0401 香川県三豊市財田町財田上7282-2
・料金 無料
・駐車場 駅前にあり
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