中まで見えちゃう。 四国最大級 高知県須崎市「大谷のクスノキ」

木の名所

2000年前からこの地を見守る「大谷のクスノキ」

高知県で巨樹、巨木を見たいなら絶対に外せないのが須崎市の須賀神社の境内にある「大谷のクスノキ」です。

こちらの樹ですが樹高18m、根元の周囲は約20mというまごうことなき巨木で大正13年に国の天然記念物に指定されました。
度重なる台風により主幹の一部は折られていますが、それでも力強く枝を伸ばしています。

そして、この樹の樹齢ですがなんと推定2000年です!!もうほぼジーザスと同い年!!

あまりの巨大さに一目みた瞬間、「ホームラン!!オォオタニサンッ!!」と特大ホームランをくらったような衝撃を受けることでしょう。

そしてこの樹ですが、他の樹にはあまりない秘密があります。

実は・・・

中に何かあるんですよ。。。

こんな感じで樹の根本に人が入れるほどの隙間が空いています。

「これは何かあるな。」とちらちら覗いていたのですが、あまりにも神聖すぎて入って良いのかどうか判断が付かず、いかがわしいお店の前でチラ見しながらウロウロする中学生男子のように逡巡していたら地元のおばあちゃん達に声をかけられました。

「樹の中見て行ったら良いよ。」

意外と軽いノリでしたが、お言葉に甘えて中に入らせていただくことに。

ちなみに中には楠神様を祀った祠があります。
写真を撮るのはなんだか神様に申し訳ない気がしたので撮っていません。

興味ある方は実際に行って見ていただきたいところですが、調べてみるとyoutubeで中を撮った動画もありました。

中まで見れて「ありがたい樹だったなぁ。」と満足して帰ろうとすると、地元の人達が集まってきて樹のすぐ下のベンチに座ってお菓子を食べながら談笑されていました。

ただ神聖なだけでなく、地元の人たちの憩いの場所になっており、こんな素敵な光景を2000年前から守り続けてきた素晴らしい樹なんだなと改めて実感しました。

アクセス

大谷のクスノキ
〒785-0055 須崎市大谷 須賀神社
高知自動車道須崎東ICから、車で10分
・駐車場 無料

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