愛媛FC J3降格
2021年12月5日(日) サッカーJリーグは全日程を終了。
そして全日程の終了を待つまでもなく、我が県のチーム愛媛FCのJ2からJ3への降格が決定・・・
このブログの趣旨とはかなりずれるものの、愛媛県に住む愛媛FCサポーターとして今回はこちらについて書こうと思います。
愛媛FCのJ3降格の正直な感想としては、
「しゃ~ない・・・」
というのが一番大きい。
プロスポーツの世界、そこには競争があり、強いチームが残り、弱いチームは去っていく。
そんな世界で、サポーターとして言うのはツライが愛媛FCは弱い。
別にディスっているわけではなく、2021年は22チーム中20位、前年は21位、その前は19位とここ数年はなんとかギリギリ残留という状態が続いていて「弱い」と言うのは客観的事実と言って差し支えないと思う。
正直、このまま残留したとしても「来年はどうなるの?」、「その次は?」という不安は消えず、どこかで落ちるのはほぼ確実でそれが早いか遅いかの違いだったというだけだ。
私が本格的に愛媛FCを応援するようになったのは2018年からで、古くからのサポーターの方からは
「おい!!新参のにわかじゃねーか!!」
と思われるかもしれませんが、それでも出来る限りスタジアムに足を運び、DAZNでも毎試合見ていました。
2018年は後半から川井健太さんという監督になり、前半最下位からの快進撃で本当に見ていて楽しかった。
2019年も弱いは弱いものの、嘘のようなジャイアントキリングや川井サッカーの完成形のような試合もいくつか見ることが出来て、なかなかエキサイティングなシーズンでした。
しかし、2020年と2021年。
「正直見るのが苦痛な時がかなりありました。」
見に行く度に基本的に負けるし、相手がいることなので負けることは仕方がないにしてもサッカー自体が面白くなく、
「何でお金払ってこんなツライ思いせんといかんのやろう?」
ということもありました。
以前はサッカー観戦終わりに妻と一緒に車で帰りながら、
「今日はあの選手良かったね!!」
「あのシーンは惜しかったぁ!!」
などとポジティブにその日の試合を振り返りながら帰り、途中のコンビニでアイスとか買っている時に愛媛FCのユニホームを着たサポーターとすれ違うと、
「今日はやりましたね・・・」
と無言のやり取りをしていたのだが・・・
去年と今年はそんなことはほとんどなく、ちょっとした愚痴を言いながら肩を落として帰るというシーズンでした。
ちなみに私が最後にスタジアムで勝利を見たのは2020年の8月までさかのぼります。2021年シーズンはホーム戦勝利がまさかの一勝という「愛媛FCサポーターでもスタジアムで勝利を見届けた人の方が少ないんじゃないか?」という状態。
しかし、そんな中でも観戦は続けており、愛媛FCのJ2残留を信じていました。
そして、来たる2021年11月21日 愛媛FC VS SC相模原 戦。これに勝った方が残留の可能性が高くなる降格圏のライバル同士の試合、奇跡は起こると必勝を信じてスタジアムに足を運びました。
試合は0対0で進んだ後半82分、これまで悩み苦しんだ期待の若手、唐山選手のゴールで一点をもぎ取る。
その瞬間、スタジアムに大歓声が起こり、私もこれまでで一番長い時間拍手をしていた。翌日手のひらが痛いと思ったら痣が出来ていました。
しかし、そこからすぐに失点し、ロスタイムにもカウンターで失点。
その両得点とも、ドーハの悲劇レベルでこれまで見たこともないほど劇的な負け方をし、正直何が起こったのか良く分かりませんでした。
帰宅して観たSC相模原の高木監督の敵チームへのリスペクトに溢れたコメントだけが唯一の救いでした。
一番重要な試合には敗れたもののまだチャンスはあったので、J2残留に一縷の望みを託してはいたものの、現実はそんなに甘くなく、その後も奇跡は起きずに普通に負け続け最終節を待たずにJ3降格が決定。
「もっと出来たんじゃないか?」と思うこともあるし、不甲斐ないと感じた部分もあるが一サポーターに出来ることなんて応援する以外ほぼなく無力感を感じる。
それでももう決まったものは仕方がないので次に向けて切り替えていくしかない。
正直、このまま行ってもジリ貧だろうということは感じていたので、何か変えるべき時に来ていたんだろうということは思う。
元日本代表で現在愛媛FC所属の山瀬功治選手が昔ラジオで、靭帯断裂の重傷を負って数か月プレー出来なくなった時にちょっと立ち止まって考えてみて、ボールを蹴ることは出来ないけど体の使い方やトレーニング方法について見直してみた、それによって怪我も少なくなって今でもプレー出来ている。怪我や何か問題が起こった時にそこで腐るのではなく、それをどう活かせるかが大切といったようなお話をされていて、それがとても印象に残っている。
実際山瀬選手は40歳を超えた今でも現役を続けており、22年連続ゴールという凄まじい記録を持つ選手なので説得力も半端ない。
愛媛FCも今回でJ3に落ちる。
「それは確かにツライし、厳しいことだね。」
とは思うものの、別に愛媛FCというチームが解体になるわけではないし、ただの長い歴史の一ページだ。この苦境に対してどのように取り組んでいくかでこの先の歴史は大きく変わってくる。
来シーズンはさらに面白い試合を見られることを願って。
頑張れ愛媛FC。
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